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「六大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六大の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たものでしたから、ちょっと右門も不審に思って呼びかけました。 「大将ッ。おい、伝六大将ッ」 「えッ?」 「そっちじゃねえ、うしろだよ、うしろだよ。おれじゃねえか....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ような字を書いて、中がまたみごとな金くぎ流でした。 「急用急用大急用だ。 伝六大事命があぶねえ。 すけだちに早く来ておくんなせえ」 何をあわてているのか....
世相」より 著者:織田作之助
いた紙を載せて、円は六つに区切り、それぞれ東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸の六大都市が下手な字で書いてある。台のうしろでは二十五六の色の白い男が帽子を真深《....
如是我聞」より 著者:太宰治
人を審判出来るがらでもなかろう。 志賀直哉という作家がある。アマチュアである。六大学リーグ戦である。小説が、もし、絵だとするならば、その人の発表しているものは....
三十年後の東京」より 著者:海野十三
前のような地上の大都市というものは、どこにもないのですね」 「そうですとも。昔は六大都市といったり、そのほか中小都市がたくさんありましたが、いまは地上にはそんな....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
第三大隊長 永山弥市郎 第四大隊長 桐野 利秋 第五大隊長 池上 四郎 第六大隊長 別府 晋介 大隊長は凡て、名にし負う猛将ぞろいである。殊に桐野利秋....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
かわるが、趣味の江戸ッ児にはこの渡し船の乗りあいにも興がりて、永代から千住までの六大橋に近い所でも、態々まわり路して渡し船に志すが尠くない。 然ればこそ隅田川....
時事雑感」より 著者:寺田寅彦
構な事であるが、火事よりも空軍よりも数百層倍恐ろしいはずの未来の全日本的地震、五六大都市を一なぎにするかもしれない大規模地震に対する防備の予行演習をやるようなう....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
前のような地上の大都市というものは、どこにもないのですね」 「そうですとも。昔は六大都市といったり、そのほか中小都市がたくさんありましたが、いまは地上にはそんな....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
、表口よりもワリがよくて禁令大歓迎というのが乱世の常道だ。アル・カポネや蜂須賀小六大成功の巻となる。これが今日では常識であるが、はじめて禁令をくらった歴史的瞬間....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
かも知れない。 戦後派の人気者の一つに職業野球がある。戦前に野球の主流であった六大学も甲子園大会も都市対抗も、今では、プロ野球の新人発掘の温床として注目される....
扉は語らず」より 著者:小舟勝二
1 「事件は今から六年前、九月三十日、午後八時から九時までの間に、いわゆる東京六大百貨店の一、S百貨店に突発した、小いさな出来事だ。大百貨店に於ける一装飾工の....
或る秋の紫式部」より 著者:岡本かの子
の乗らるる迎えの舟だ。五濁深重の此岸を捨てて常楽我浄の彼岸へ渡りの舟。櫂を操る十六大士のお姿も、追々はっきり見えて来た。あな尊とや観世音|菩薩、忝けなや勢至菩薩....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
く破れ、六国は秦から離れて、バラバラとなった。 面白いのは、秦をはじめ、支那の六大強国が、そんなように合従したり連衡したりしたのは蘇秦と張儀の弁舌一つにかかわ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
名の示すように、終りへ近代の秀歌、つまり経信・俊頼・顕輔・清輔・基俊・俊成の近代六大家の秀歌を記し添えたものであるが、自歌合や家集やを作る頃になると、はっきり一....