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六字
「六字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六字の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
みると、双方の肩先や踝《くるぶし》にどのくらいの隔たりが出来るか……。(以下一八
六字削除)それが、以前の貴方の場合とぴったり合ってしまうので、なおさら昏迷《こん....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
にも愉快に滑れた。三田平にはまた小さい小屋が建ててある。その東側にちょっと離れて
六字塚が雪に半分ほど埋れていた。それが去年の正月大変お世話になった方々のものだと....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
ものです。救いの手続きとして、外から見れば念仏ほど簡単なものはありませぬ。ただの
六字だでな。だが内からその心持ちに分け入れば、限りもなく深く複雑なものです。おそ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
絶されたということであった。 Mを密使として送った上海の同志等は、最初、(二十
六字削除)。そしてMはまずひそかに堺と会ってそれを謀った。しかし、まだ組織中でも....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
五掛ける四は百だ。 「ンのある場所を拾ってみると、第五字、第八字、第十四字、第十
六字、第十九字、第二十七字、第三十字……となる。試みに、その番号に相当する文字を....
「わがまま」より 著者:伊藤野枝
して後をふり返るとたんに、 「改札はじめてよ早く行きましょう」と急かれる。後の五
六字はほとんど無意識に書いた。 汽車に乗ってからも動き出してからも登志子は右側....
「「二銭銅貨」を読む」より 著者:小酒井不木
ある。銅貨のトリックは外国の探偵小説からヒントを得たのであるかもしれぬが、点字と
六字の名号とを結び付けた手腕は敬服の外はない。この点は地下のポオも恐らく三舎を避....
「無題」より 著者:太宰治
これを書きながら、腹が立って仕様が無い。十九字二十四行、つまり、きっちり四百五十
六字の文章を一つ書いてみろというのである。思い上った思いつきだ。僕は大井広介とは....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
でもよい。恋も因縁ずく。勧めもせられん代りに障げもせられん。ただ忘れてならぬのは
六字の名号じゃぞよ』 (おくみ、起上って合掌) おくみ『お慈悲は身に染みて身体が....
「妖怪学」より 著者:井上円了
の中に、糸引きの名号と称するものあり。すなわち、名号とは「南無阿弥陀仏」と題する
六字にして、これに対して合掌礼拝するときは、その手より糸の出ずるを見るという。ゆ....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
第三字、第五字から第七字というように文字を飛んで習い、それから第二字と第四字、第
六字と第八字というように読み、それを合せて覚えるというふうに、記憶の方法は至れり....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
るにはこの問題から決しなければならんのです。ところがその方は少し当惑して母音が十
六字あるといってサンスクリット語の母音をそろそろいい出したです。奇態な事をいう人....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
し、諸国の俚謡だの、小唄などが混入して歌われることは随分あります。大概の唄は二十
六字調ですから、融通が利き過ぎるくらいです。で、大島節の歌詞が安来節でも歌えるし....
「来り人の地位と職業」より 著者:喜田貞吉
せに存じ奉って願い上げ奉ったのに対して、民政掛の指令は、 平民申付候事 という
六字であった。 因みに云う。自分の郷里の墓地続きに「来り人の墓」というのがある....
「耳香水」より 著者:大倉燁子
手にならないようにして、頻りに上海と通信を交して居りました。可愛らしい(以下四十
六字伏字)ちょっと唇を押し当てて媚びるような微笑を遠くの方から送ります。上海は京....