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「六斎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六斎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
らと申して殿様がお堅いかと思いますと、殿様の方にはお召使が幾人もあって、何か月に六斎ずつ交る/″\お勤めがあるなどという権妻を置散かして居ながら、家来が不義を致....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
に連れられて、所々の大浚に往った。 勝三郎は陸を教えるに、特別に骨を折った。月六斎と日を期して、勝三郎が喜代蔵、辰蔵二人の弟子を伴って、お玉が池の渋江の邸に出....
菎蒻本」より 著者:泉鏡花
も聞えた。 この七の日は、番町の大銀杏とともに名高い、二七の不動尊の縁日で、月六斎。かしらの二日は大粒の雨が、ちょうど夜店の出盛る頃に、ぱらぱら生暖い風に吹き....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
ますが、料理茶屋の宜いのも有る。其の中で藤本と云う鰻屋で料理を致す家が有ります。六斎が引けますると、茂之助は何日も其家へ往って泊りますが、一体贅沢者で、田舎の肴....
山の湯雑記」より 著者:折口信夫
くのが、此頃の客人気質かも知れぬが、宿屋の為に気の毒な気がした。 下関の村は、月六斎の市日の一つに当る日で、賑うて居た。軒並び覗いて見ても、隅々までも都会化した....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
丸とは捕縛されることを免れた。 後日貝十郎は云ったそうである。 「柏屋の主人の六斎殿と、私とは遊里の友達なので、あの仁の死後も遺族については、絶えず注意をして....
法然行伝」より 著者:中里介山
と罪と両方になる、但しいかけしないでも、読まないよりは読む方がよろしい。 (問)六斎ににらやひるを食べるのはどうですか。 (答)食べない方がようございます。 (....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
仏となる。これは空也上人が始めたと云われているが、近頃でも京都近在で行われている六斎念仏の如きは、名は念仏と云っても、その実全く一種の遊芸になっている。また壬生....