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六根清浄
「六根清浄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六根清浄の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ゞいたので、村居六年はじめて雨乞を見た。八幡に打寄って村の男衆が、神酒をあげ、「
六根清浄………………懺悔※」と口々に叫んだ。其声は舜旻天に号泣する声の如くいじら....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
天井もいったものかは、青空を頭に戴いて小屋も土俵も場所場所に新しくものしてこそ、
六根清浄、先祖の宿禰にも背かぬというもの、こうなっては行く行く相撲は江戸ッ児の見....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
層の人気を加えて、再び踊り熱が火の手を加えて、 「大山大聖不動明王、さんげさんげ
六根清浄《ろっこんしょうじょう》、さんげさんげ
六根清浄」 こうして新手《あらて....
「多神教」より 著者:泉鏡花
う。…藁も肉のように裂けてある。これ、寄るまい。(この時人々の立かかるを掻払う)
六根清浄、澄むらく、浄むらく、清らかに、神に仕うる身なればこそ、この邪を手にも取....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
……」 とまた口惜しまれるのは万吉の落伍。 ふり仰ぐと空いちめんに星がある。
六根清浄、
六根清浄、そうして、人生の嶮路を互に手をとり合ってきた道づれが、途中で....