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六段目
「六段目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六段目の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
楽者を狩り集めて来たのであった。 今度の狂言は忠臣蔵の三段目、四段目、五段目、
六段目、九段目の五幕《いつまく》で、和泉屋の総領息子の角太郎が早野勘平を勤めるこ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
んとうに啖い殺したのかしら、鉄砲疵には似たれども、まさしく刀でえぐった疵、とんだ
六段目じゃあねえかな」 「さあ」と、庄太も少し考えていた。「わっしも死骸をみまし....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ているので、彼は気色のわるいのを我慢して冠蔵の師直と無事に打ち合わせをすませた。
六段目までの稽古が済んで、もう討ち入りまでは用がないと、あとへ引きさがって煙草を....
「階段」より 著者:海野十三
ついてすこし昇ったようなところで、僕の眼の高さと同じ位のところに、下から数えて五
六段目の階段が横からすいてみえているのであった。そこに立ち階段を横からすかしてみ....
「お魚女史」より 著者:坂口安吾
ーンセ。イヤよウ。ヒドイことよウ」 大変な騒ぎで、こゝで又、四段目から、五段、
六段目ぐらいまでナガシメをいたゞく。忙しい合間に、なるほど、ナガシメだけは、よく....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
は当然3である。するとこの下は、4から3を引くのだから1であり、その1の下も、第
六段目が0だから、同じく1であらねばならぬわけである。 第五段目に於いて、十位....
「初看板」より 著者:正岡容
に演ってみたんですが、そうすると、また、これが受ける。あくる晩は四段目、五段目、
六段目と演ってみましたが、しめてかかると判官《ほうがん》様や勘平の切腹では田舎の....
「勘平の死」より 著者:岡本綺堂
な乱雑の体たらくである。――江戸の末期、二月初旬の夜。 (座敷のまん中には忠臣蔵
六段目の勘平に扮したる和泉屋の若い息子角太郎がうしろ向きに横たわっている。角太郎....
「役者の顔」より 著者:木村荘八
われの歌舞伎マスクが、順に一つ減り、二つ減りして、私の記憶で云えば、最後に橘屋が
六段目の勘平を一幕出すという噂がありました。戦争のいつ頃でしたろうか。あの頃には....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
分でも不思議に思いますよ。御承知の通り、わたくしは勘平役者で、これまでに五段目や
六段目の勘平はたびたび勤めていますが、どういう廻りあわせか道行の勘平は一度も勤め....