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六神丸
「六神丸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六神丸の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「淫売婦」より 著者:葉山嘉樹
最後どうしても出られないような装置になっていて、そして、そこは、支那を本場とする
六神丸の製造工場になっている。てっきり私は
六神丸の原料としてそこで生《い》き胆《....
「職工と微笑」より 著者:松永延造
うに思えて、到頭、跣足になる程貧乏しながら、このお国へ渡って来たのです。それから
六神丸と云う薬と翡翠とを行商して日を暮し、もっと悪い事もしながら、夜学で法律普通....
「白くれない」より 著者:夢野久作
其の黄駝といへる唐人、同じく三拝九拝して、われに頼み入る処を聞けば別儀に非ず。
六神丸の秘方たる人胆の採取なり。男女二十歳以上三十歳までの生胆金二枚也。二十歳以....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
ました。福岡アタリの火葬場にもよくウロウロしおりましたそうで……真夜中でも何でも
六神丸の看板を見当てにしてタタキ起しますと、大抵手真似で話が通じましたもので、私....
「北支点描」より 著者:豊島与志雄
華品が、幾つもの広間の四壁に処狭きまでに掛け並べてある。また或る楽屋には、高価な
六神丸が一杯つまってる箱の横に、玉容丸と称する洗顔用の秘法練薬の箱があり、おしゃ....
「山男の四月」より 著者:宮沢賢治
なり山男の肩をたたいて言いました。 「あなた、支那|反物《たんもの》よろしいか。
六神丸《ろくしんがん》たいさんやすい。」 山男はびっくりしてふりむいて、 「よ....