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六芸
「六芸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六芸の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
、君子というのは、日本に於ける酒も煙草もやらぬ堅人などを指さしていうのと違って、
六芸に通じた天才を意味しているらしい。天才的な手腕家といってもいいだろう。これが....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を威服す〉。その他古文に〈婦女を御す〉というが多い。これは鹿爪《しかつめ》らしい
六芸の礼楽|射御《しゃぎょ》の御とは別にしてしかも同源の語で、腰を動かすてふ本義....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
です。宗教と、音楽とは、全く離すことができません――孔夫子ですらも、楽《がく》を
六芸《りくげい》の一つに加えているのに、今の儒者共で、孔夫子のいわゆる楽を心得た....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いうようなことをきわめつけられ、ホーホーと我ながら批評家ということばに笑います。
六芸社の本は序も簡単にしかしよくかけた方だし、好評です、全体としてそうなのは勿論....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
活量がいることでしょう。 松本正雄というひとと鉄兵とがバックの短篇を訳したのを
六芸社から送ってくれました。主として、はじめのひとがやったらしい。読んだらお送り....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
而してハガキ出しておきました。もし入荷予定があったら一冊是非欲しいからと云って。
六芸社から出ている『文芸評論』が参考書としてとり出されています。この装幀をした画....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ころ、そこを自分に向ってマザマザとさせたいわけです。鶴さんの本を殆ど終りますが、
六芸社の本を出してよみ合わせて様々の感想にうたれます。
六芸社の本のなかで、小説的....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いことでいろいろの心持を経験して。 きのう、送られて来た同人雑誌を見ていたら、
六芸社から出た『文芸評論』の、芸術性の問題にふれているところ、内容とか形式とか二....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
…母屋の庭は薬草園だ。……」 由井正雪は感心した。 正雪は一代の反抗児、十能
六芸武芸十八番、天文地文人相家相、あらゆる知識に達していたので、曾て驚いたことが....
「正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
の様に思われたものですから、道場に掛けた看板も、 由井民部之助橘正雪張孔堂、十能
六芸|伊尹両道、仰げば天文俯せば地理、武芸十八般何流に拘らず他流試合勝手たる可き....
「脱出と回帰」より 著者:中井正一
主専属の、プロフェショナル行為は、剣士もそうであるように、これを美しく表現して、
六芸、すなわち、礼、楽、射、禦、書、数、といってはみるものの、それを修得して、そ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
人物ではあった。才智があって大胆で、直言をして憚らない。そうして非常な風流人で、
六芸十能に達していた。だから家斉とはうまがあった。で二人の関係は主従というよりも....