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六韜三略
「六韜三略〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六韜三略の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ト形のワーレンホー、レーキ、シャヴル、草苅鎌、柴苅鎌など百姓の武器と、園芸書類の
六韜三略と、種子と苗とを仕入れた。一反五|畝の内、宅地、杉林、櫟林を除いて正味一....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
女王様を後見して、これを教育するの心がけを忘れない、ただ、その教育ぶりがあくまで
六韜三略的《りくとうさんりゃくてき》であることが、この人の特徴になっている。美濃....
「島木赤彦氏」より 著者:芥川竜之介
島木さんに最後に会ったのは確か今年(大正十五年)の正月である。僕はその日の夕飯を斎藤さんの御馳走になり、
六韜三略の話だの早発性痴呆の話だのをした。御馳走になった場所は外でもない。東京駅....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
奨励をもっておのれの時代を始めたのである。慶長四年(一五九九)の『孔子家語』、『
六韜三略』の印行を初めとして、その後連年、『貞観政要』の刊行、古書の蒐集、駿府の....
「三国志」より 著者:吉川英治
こに住んでいるのか」 「臨淮の東城(安徽省・東城)におります。――この人は、胸に
六韜三略を蔵し、生れながら機謀に富み、しかも平常は実に温厚で、会えば春風に接する....
「三国志」より 著者:吉川英治
招いた夏侯楙※馬などとは大いに質がちがっていて、兄の覇は弓馬武芸に達し、弟の恵は
六韜三略を諳じてよく兵法に通じ、他の二兄弟もみな俊才の聞えがあった。 長安に集....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、この時親が胸中のもの、あらましは授けてあるが、さらに、かかる時に会したからは、
六韜三略の奥義までも、ことごとく伝授してやろうものを、と」 「そうか」 かろく....