共同出資[語句情報] »
共同出資
「共同出資〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
共同出資の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
せばすぐパリへ戻る仕事の待っていることと、上海へ行くのもその仕事の一つで高有明も
共同出資者の一人だということなど誌してあった。そして、終りにあたり、千鶴子となお....
「女心の強ければ」より 著者:豊島与志雄
地出身者ではあり、松木の旅館業経験をたよりに、後図をはかる気にもなって、二、三の
共同出資者を物色し始めた。その方はまあそれとして、若月旅館をいったい誰が実際に切....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
にはお気の毒ですけど、相手が事業団体でしょう。行きがかりがどうあろうとも、他人の
共同出資を認めてはくれないのね」 せつ子はデタラメをまくしたてた。無感情に。そ....
「金狼」より 著者:久生十蘭
いうのだけはなぜか大目に見ていた。十七八の猫のような顔をした娘で、五人の中学生の
共同出資で囲われていた。若い旦那たちは毎朝ここへおち合って娘のつくった朝飯をくい....
「土から手が」より 著者:牧逸馬
のことだ。日本とは大分考え方が違っていて、警察は怖いところではない。都会生活者の
共同出資による番犬位いにしか心得ていないのだから、皆この警察の激励、忠告というこ....
「炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
れるようになればテオがもうけて――だから、今兄さんに金を出してあげるのは、言わば
共同出資の前払いだから、兄さんは安心して、ひけめを感じないで絵を描くように言って....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
値を決する以前に、いちおうそちら側の希望値だんも承りて宜しく候。しかして閣下もし
共同出資者たることを諾したまわば、お互いの儲けの莫大ならんことを、余は信ぜざらん....