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共和
「共和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
共和の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
は、もう、船が飽き飽きしました。」
「ゾイリア――ですか。」
「さよう、ゾイリア
共和国です。」
「ゾイリアと云う国がありますか。」
「これは、驚いた。ゾイリアを....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
である。我我の社会は奴隷なしには一日も安全を保し難いらしい。現にあのプラトオンの
共和国さえ、奴隷の存在を予想しているのは必ずしも偶然ではないのである。
....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
たものといわなければなりませぬ。
今日の英国はエライ国である、今日のアメリカの
共和国はエライ国であると申しますが、それは何から始まったかとたびたび考えてみる。....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
た公爵の子息を小姓にして、あたかも十二使徒のうちの一族であり、あるいはこの静かな
共和国(ヴェニス)の四人の布教師の家族であるかのごとくに尊敬され、ヴェニスの総督....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
一人の影で覆い、卑怯者、逃亡者、反逆者と、ありとあらゆる汚名を着せられて、今度は
共和国を守る、心にもない楯に変えられてしまったのです。 それにつれて、同じ運命....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
の商売にもなるのよ。 小田島は彼女の顔をあらためて見た。彼が三年前彼女と巴里の
共和祭の踊場で知り合って以来、彼女は随分職業を変えた。ジャン・パトウのマネキン娘....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
れ、これを消化吸収して一個の日本的の文明となさざるべからず。例えば、北米合衆国は
共和政治にして、その国いたって富み、その文明いたって盛んなりといえども、決してた....
「西航日録」より 著者:井上円了
自由島に遊び、一絶を賦す。 建国以来已百秋、月将日進不曾休、自由島上自由燭、照遍
共和五十州。 (建国以来すでに百年、その発展は日進月歩とどまることはなかった。自....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
称せらるる点は、やや日本に似たるところあるも、教育の普及を欠き、大学の程度低く、
共和国たるにもかかわらず、上下の懸隔はなはだしく、無知文盲の愚民多く、上下を通し....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
い取る。無名のものらは政府を軽んじて、自ら九月の虐殺に責任を負う。軍隊を持たない
共和政府が、内に王党と闘いながら連合諸王と対立する。ダントンは革命を救うための至....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国は一つ、台湾は中国の一部であります。中国においては、六億八千万の各位が中華人民
共和国を作りあげておるのであります。日本はこの中華人民
共和国とのあいだに国交を回....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
、先ず議長が一々我々を紹介し歓迎の辞を述べ、更に多数党―民主党の代表者、少数党―
共和党の代表者が起って歓迎の辞を述べ、亦日本に来た事のある上院議員が起ち我々を排....
「恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
生年月日をしたため、次ぎにこんなことを書かせられました。 『私ハソビエト社会主義
共和国連邦ノタメニ命ゼラレタコトハ何事デアッテモ行ウコトヲ誓イマス。コノコトハ絶....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ろん統帥は常に政治の支配下にある。決して最善の方式ではないが止むを得ない。ローマ
共和国時代は、戦争の場合独裁者を臨時任命してこの不利を補わんとした事はなかなか興....
「魯迅さん」より 著者:内山完造
石の乱暴にとても堪えられないで脱出して上海へ来られたのであって、十月三日に着いて
共和旅館に宿泊中であったのだが、それからは八日、十日、十二日と店へ来られたらしい....