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共和政治
「共和政治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
共和政治の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
の内幕を能く穿った者で、文章の美しい事は非常で有る、大体の目的は米国の平民主義の
共和政治とを嘲り暗に英国の貴族制度と王政とに心を寄せた者だ、此の様な書は米国で好....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
においてもどこにおいても人民の顛覆するところとならざるべからず。欧米各国において
共和政治の起こりたるはみな圧制政府を嫌うがためなり、すなわち圧制政府の倒るるは自....
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
正して陛下に向い、今後の日本は従来の日本と同じからず、すでに外国には君王を廃して
共和政治を布きたる国も候、よくよく御注意遊ばさるべくと凜然として言上し、陛下も悚....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
響の如くに、「板垣は死すとも自由は死せず」と叫ばるるに至ったのである。 五九
共和政治 大槻文彦《おおつきふみひこ》君の談によれば、
共和政治という語は、大槻....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
子とルッソー、大塩とクロムウェルを同視したり、甚だしきは、米国学者が、貝原益軒は
共和政治を主張したと言ったとて感心しいる人もある故、一言し置く。 『日本紀』に日....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
醜業の終滅、男子に対しては奴隷《どれい》の終滅、小児に対しては暗夜の終滅に。私は
共和政治に賛成することによって、以上のことに賛成したのです。私は友愛と親和と曙《....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
いますのよ。そしてもう、奥さんというのもやめ、ジャンさんというのもやめ、私どもは
共和政治になり、みんなお前と言うことにしましょう、ねえ、マリユス。番付けが変わっ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
れ、これを消化吸収して一個の日本的の文明となさざるべからず。例えば、北米合衆国は
共和政治にして、その国いたって富み、その文明いたって盛んなりといえども、決してた....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
った時、ダントンやロベスピエールやコルドリエの輩は、彼等が王を恐れたよりも以上に
共和政治を恐れた。そしてテュルリー宮殿の奥から呼び寄せられ指揮されていた外国軍の....
「平民道」より 著者:新渡戸稲造
でもないまたその形でもない、寧ろ国の品性もしくは国の色合ともいいたい。であるから
共和政治にしてもデモクラシーの色彩の弱い処《ところ》もある、現に羅馬《ローマ》の....