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「兵力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵力の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
世紀の古い戦略をそのまま使っていたのであります。土地を攻防の目標とし、広い正面に兵力を分散し、極めて慎重に戦いをやって行く方式をとっていたのです。このとき、フラ....
一つの世界」より 著者:伊丹万作
しといわねばならぬ。幾百万の精兵を擁していても戦力源が焼かれ破壊されてしまったら兵力兵力にならぬ。空襲でほろびた国はないというのは前大戦時代の古い戦争学だと思....
征服の事実」より 著者:大杉栄
がために、社会の諸種の制度が生れた。 被征服者のいっさいの行為に対して、絶えず兵力を用いる困難と費用とおよび部分的失敗とは、ついに征服者の一大負担となった。一....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
くれ、いいか――右地点において、敵の怪物部隊に対峙して奮戦中なり。敵の怪物部隊の兵力は約一千十五名なり……” と、敵一千名だけ、さばを読んで、 “――その怪物....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
そのときこそ、今日の不面目《ふめんぼく》がつぐなわれ、それと同時に、皇軍の機械化兵力が大きな飛躍をするのだ。泣いているときじゃない。失敗を発条として、つよくはね....
地球要塞」より 著者:海野十三
けられないだろう。 X大使は、正にそれだ。 汎米連邦の国力よりも、欧弗同盟の兵力よりも、X大使の意志こそ、この際、最も恐るべきものである――と、私は信じたこ....
火星兵団」より 著者:海野十三
えだった。 また、そうすることによって、博士はロロとルルの二人の王子に、大きな兵力をつけることが出来ると思ったのだった。丸木は地球へ攻めて来たわるいやつだが、....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
産にちょうだいよ、ネ」 丁度その時刻、プラット提督は、米国海軍と空軍との有する兵力と訓練と、そしてその精密精巧なる理化学兵器とから見積られるところの換算戦闘力....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
貴官の国の戦備はまだなっていません。本当にそれをやるつもりなら、なぜもっと極東に兵力をあつめないのです」 とソ連の密使ハバノフ氏は叫ぶ。 それを聞くとリット....
空襲警報」より 著者:海野十三
軍と来たら数年前の調べによっても、たいへんな数で、わが中国東北部|駐屯軍の六倍の兵力を国境に集め、飛行機も一千台、ことに五トンという沢山の爆弾を積みこむ力のある....
怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
それが癪に触ってならぬのであった。 その徳川幕府を倒壊させるには、浪士を集めて兵力で争うという、そうした武的手段を取るとするには、余りに自分が貧弱であるという....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
式のごとき固より眼中に置かず、動もすれば脅嚇手段を用い些細のことにも声を大にして兵力を訴えて目的を達すべしと公言するなど、その乱暴狼籍驚くべきものあり。外国の事....
四十年前」より 著者:内田魯庵
小説染みたものを著わした。余り評判にもならなかったが、那翁三世が幕府の遣使栗本に兵力を貸そうと提議した顛末を夢物語風に書いたもので、文章は乾枯びていたが月並な翻....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
り。余が今回の遠遊もまた、この目的を達するにほかならず。 政教子曰く、国の本は兵力にあるか、商業にあるか、金銭にあるか、学問にあるか。もしこれを兵力にありとす....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
方針の下に一挙に迅速に決戦を行なうと、最初はまずなるべく敵に損害を与えつつ、わが兵力を愛惜し、機を見て決戦を行なうとの二種に分かつを得べし。 二 しかして両者い....