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兵司
「兵司〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵司の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渦巻ける烏の群」より 著者:黒島伝治
捧《ささ》げ銃《つつ》をした歩哨《ほしょう》は何か怒声をあびせかけられた。 衛
兵司令は、大隊長が鞭《むち》で殴りに来やしないか、そのひどい見幕を見て、こんなこ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
だったろう。僕はよく飯倉の親戚の家へ出かけた。従兄の山田良之助(今陸軍の少将で憲
兵司令官をやっている)の細君の家だ。山田は当時陸軍大学校の学生で、この飯倉の邸内....
「人間レコード」より 著者:夢野久作
をかけた序に支那人風の巨漢に顔をさし寄せて声を潜めた。 「満洲に這入ると直ぐに憲
兵司令に命じまして、彼奴を国境脱出者と見做して手酷しく責めてみましたが、弱々しい....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
を忘れてはならぬのであって、関東州法曹団約七十名は、検事の召喚を拒んだり憲兵が憲
兵司令官の命令に従って検事の命には従わなかったなどの、一種の司法上の分解作用を不....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
察官は妃殿下に、どこにも出てるオルレアン公の肖像のことを告げていた。その像は軽騎
兵司令官の制服をつけたもので、竜騎
兵司令官の制服をつけたベリー公よりもりっぱであ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
のみではない。そこの空気は、暗い虫の知らせに満ちていた。ジョン・ハリントンが、騎
兵司令官として、親分エセックスの後を追うてアイルランドにたとうとするとき、彼は、....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
か、鎧を造る鎧作とか、雅楽寮の楽戸、主船司の船戸、造酒司の酒戸、典薬寮の薬戸、造
兵司の雑工戸、主鷹司の鷹戸などとかいう様な、一定世襲の職業を持ったものを申すので....