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兵団
「兵団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵団の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ではなかろうか。この可能性は十分にあるものと思われる。そのときに至って、わが地球
兵団は果して宇宙の強敵に対して必ず勝利を収めるだけの自信があるだろうか。またそれ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
以西に主力を用い、パリを大兵力をもって攻囲した上、更に七軍団(十四師団)の強大な
兵団をもってパリ西南方から遠く迂回し、敵主力の背後を攻撃するという真に雄大なもの....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
ぎた附近で、日本軍の斥候隊と遭遇した。僅かな人数なので忽ち日本の斥候隊は大受の騎
兵団の馬蹄に散らされ六十数名の戦死者を出した。喜び勇んだ大受は勝報を李如松に告げ....
「清貧の書」より 著者:林芙美子
…今に見い」私は母の手紙の中の、義父が醤油《しょうゆ》をかけた弁当を持って毎日海
兵団へ働きに行っていると云う事が、一番胸にこたえた。――もう東京に来て四年にもな....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
いドラマだった。 舞台のうえでは、イネ国の首都トンキ市がアカグマ国の空軍と機械
兵団のために、徹底的に空爆と殲滅とをうけつつあるところが演ぜられている。硝煙をふ....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
…。 だが、この一見ばからしい土掘り作業こそ、後《のち》の輝かしい岡部地下戦車
兵団出現の、そもそも第一|頁《ページ》であったのである。だが、今ここでは岡部将軍....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
広大なる濠洲の土の下に埋没している鉱物資源を掘り出し、重工業を旺んにし、大機械化
兵団を再建してもう一度、中国大陸へ引返し、日本軍と戦いを交えたい決意だった。それ....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
どたって、漸くぼんやりしたその輪郭だけがわかった。それは白人帝国が、ひそかに抱合
兵団をもって、わが国攻略を狙っているという情報が入ったため非常警戒となり、遂に通....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
を聞くの記――特派決死記者アーノルド手記” “不可視戦車鎮圧に出動の第五十八戦車
兵団全滅す。空軍の爆撃も無力。鎮圧の見込全然なし” “怪犯人の容疑者たるルス嬢と....
「火星兵団」より 著者:海野十三
もはや「火星
兵団」の噂をお聞きになったであろうか!
ふむ、けさ地下鉄電車の中で、乗客が話を....
「三つの悲憤」より 著者:豊島与志雄
ってから、阮東と范志清とは、その地方の人々を結合させることにかかりました。義勇民
兵団が組織され、武器も次第に整備されました。幾度か匪賊の来襲もありましたが、それ....
「復活祭」より 著者:久生十蘭
五百ドルでさらりと売りわたし、最後の竜田丸でさっさと日本へ帰ってきた。戦争中は暁
兵団の運用長をやり、終戦後は占領軍の水先人《パイロット》になって小さなフラットと....
「望郷」より 著者:服部之総
土の自由民権運動の最精鋭政治犯から成っていたことを忘れてはならぬ。 北海道屯田
兵団長|永山武四郎《ながやまたけしろう》が自分で嵐山と名づけた郊外山塊の一角から....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
この書『火星
兵団』は、私がこれまでに書いた一等長い小説であります。 少国民新聞(今は名前も....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
った。それはナポレオン当時の軍隊は通信不完全で一々伝騎に依らなければならないし、
兵団の独立性も充分でなかった結果、自然会戦前兵力集結主義としなければならなかった....