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「兵威〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵威の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
信じ、身命を軽じても改えない事武士の節義に於けると異ならない位である。織田信長の兵威をもってして、如何に本願寺の宗徒、或は伊勢長島、三河の一向一揆に手を焼いたか....
近時政論考」より 著者:陸羯南
のみ。日本人民が欧州の文化に向かって伏拝したることはまさに欧州諸邦の人民が仏国の兵威に向かって伏拝したると同一般なり。されば国民論派の日本に起こりし原因はその欧....
運命」より 著者:幸田露伴
めたまわく、昔蕭繹、兵を挙げて京に入らんとす、而も其下に令して曰く、一門の内自ら兵威を極むるは、不祥の極なりと。今|爾将士、燕王と対塁するも、務めて此意を体して....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
際、徳川の親藩なぞで至急に江戸を引き払わないものは、違勅の罪に問われるであろう。兵威をも示されるであろう。その御沙汰があるほど、総督府参謀の威厳は犯しがたくもあ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
定したのだと今に至るまで言い伝えられている。 ローマの建国は、たといロムルスの兵威と戦勝とに依ること多かったとしても、これに次ぐにヌーマの立法をもってするに非....