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「兵式体操〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵式体操の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
し》で登校するのは……」 「そんな事はありません」 「でも、皆《みん》なはだしで兵式体操をして、廻れ右をやるんで足の皮が大変厚くなってると云う話だぜ」 「まさか....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
う野球となっては、ほとんど日本魂がなくなっているから、それに対抗して教練(これは兵式体操が進化したもの)が実施されるようになって来た。 それはとにかく、いわゆ....
模倣と独立」より 著者:夏目漱石
も、如何《いかん》せんどうも私にはその誘惑に従う訳に行かぬ。丁度《ちょうど》跛を兵式体操《へいしきたいそう》に引き出したようなもので、如何せんどうも歩調が揃《そ....
ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
式のやうな書体で書かれた「純粋理性批判」の第一頁を読むだけでも、独逸的軍隊教育の兵式体操を課されたやうで、身体中の骨節がギシギシと痛んで来る。カントは頭痛の種で....
私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
未《ま》だベースボールもなく、庭球《テニス》もなかったから、普通体操位のもので、兵式体操はやらなかった。要するに運動というより気儘《きまま》勝手に遊び暮したとい....
三面一体の生活へ」より 著者:与謝野晶子
教育者たちが、どうして、現代教育の本義に考えてお門違いな陸軍的精神の掣肘を受ける兵式体操を拒絶しないのでしょうか。私は軍人のためにこそ兵式体操の必要を認めます。....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ず、普通教育は全く独乙《ドイツ》式で、挙国兵の基としてまず高等及尋常の師範学校に兵式体操を行わしめ、順次に小学校は勿論、中学校等にも兵式体操を行わしめ、なお一般....
教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
、また駆けるときにも、足を挙げて走る奴もあり、ヒョコヒョコと走る奴もある。これを兵式体操を教うるが如く、その筋肉を使う時分に「進めッ」といったら、こういう工合に....