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兵機
「兵機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵機の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
知った。のみならず「戯考」は「虹霓関」の外にも、女の男を捉《とら》えるのに孫呉の
兵機と剣戟《けんげき》とを用いた幾多の物語を伝えている。
「董家山《とうかざん》....
「読書法」より 著者:戸坂潤
れ得るかということだ。そこでは博士の機械学者らしい専門的知識(博士の元来の専門は
兵機であり又内燃機関である)が、常識に見ごとな解答を与えて呉れる。――だが、常識....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
技術に関する自然科学は多少ともこの文化抑制に平行して却って奨励されているからだ。
兵機関係の工場・研究所・教室・の活動は著しく気負い立っている。日本の文化自身が今....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
き道はない。しかるに鎮定軍の方には、軍隊が控えて人員には限りがなく、ヴァンセンヌ
兵機局が控えていて弾薬には限りがない。鎮定軍には、防寨の人員と同数ほどの連隊があ....
「三国志」より 著者:吉川英治
時、進軍をお待ちください」と、忠言してみた。 曹操は気に入らない顔をして、 「
兵機というものは機をはずしては、一瞬勝ち目を失うものだ。田氏の合図に手違いをさせ....
「三国志」より 著者:吉川英治
つに策をさずけた。 ※城の前に、金鼓が鳴った。城兵への挑戦である。 望楼から
兵機をながめていた張任は、寄手の後方に連絡がないのを見て、 「孔明兵法に暗し」 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。そして、呉の陣線の前には、殿軍の一隊が、一万たらず、残っていた。 「しまった。
兵機は一瞬に過ぎるというに、大都督の悠長さが、またしても、絶好なときを逸してしま....
「三国志」より 著者:吉川英治
火の手をあげるゆえ、それを合図に、攻め返し、挟み撃とうという策略。何と、またなき
兵機ではないか」 「さあ。如何なものでしょう」 「なぜそちはよろこばんか」 「で....