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兵法者
「兵法者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵法者の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「巌流島」より 著者:直木三十五
一 「天真正伝神道流」の流祖、飯篠長威斎家直《いいざきちょういさいいえなお》が当時東国第一の
兵法者とされているのに対して、富田|勢源《せいげん》が西に対立して双《なら》び称....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
子も、天下一だと己惚れていたら間違いだと俺はいったんだ。いけないか」 「いかん、
兵法者のくせに、他を怖れる、卑屈な奴だ」 「おそれるのではないが、いい気になって....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
な敵だろうか?) 武蔵は、釘に対しても、勝敗を考えるのだった。――釘といえども
兵法者として、こういう不覚をうけたことを恥辱に思うのだった。 (釘は明らかに、上....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いでいるが、武蔵との試合が決するまでは、あの者達へ、報らせに行ってはならんぞ――
兵法者が、敗れをとるのは、時にとってぜひもないことだ。卑怯な振舞いして勝つほどの....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
で降ったといった」 「…………」 「寅之助、これでもそちは、自身を省みて、恥なき
兵法者と思うか」 「……恐れ入りました」 「去れ――」 「去ります」 寅之助は....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
る。噪ぐと、これを浴びせるぞ」 「あっ。おらを」 「首を伸べろ」 「……?」 「
兵法者が、第一に重んじるのは礼儀作法である。土百姓の童とはいえ、今の仕方は堪忍な....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
“金剛山大要塞説”という、おそろしく幻想的な過大視もおこなわれていた。徳川時代の
兵法者流の錯覚である。また明治、大正以後の極端な楠公崇拝のあまりに生じた誇張だっ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
道に心をかけ、十三歳にして、初めて勝負をなす、その相手新当流の有馬喜兵衛といふ、
兵法者に打かち、十六歳にして、但馬国秋山といふ強力の
兵法者に打勝ち、二十一歳にて....