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「兵科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵科の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
スコアンという若い大尉が転任してきた。なんでも、今まではブリュッセル陸軍大学の砲兵科の教官をしていたというので、フレロン要塞の参謀の任に当ったのである。戦術にお....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
した。 二人は同期の候補生だった。そして今も同じ練習艦明石乗組だ。 もっとも兵科は違っていて、背高のっぽの川上大尉は機関科に属しており、長谷部大尉は第三分隊....
傷痕の背景」より 著者:豊島与志雄
官、教育総監部、陸軍省……と、そういった方面を重にめぐってきて、実戦は勿論、実地兵科の方に縁の薄かった、そしてそれを一面得意とした有吉祐太郎のことだから、その「....
火の扉」より 著者:岸田国士
える夫の声が聞える。 康子の夫、井出一徳は、正規の道を踏んだ陸軍技術将校で、砲兵科の秀才として部内では早くから嘱望され、専門の弾道学は世界的とまで言われていた....
鼠坂」より 著者:森鴎外
の、あの騾馬を手に入れて喜んだ司令官の爺いさんなんぞは、仙人だと思ったよ。己は騎兵科で、こんな服を着て徒歩をするのはつらかったが、これがあれば、もうてくてく歩き....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
、子爵、元東大教授、元貴族院議員(研究会)、大河内正敏博士である。元来の専門は造兵科で造兵の教授であり、腔外弾道学の大家だという話しだが、今日では理化学研究所の....