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「兵端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵端の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
奉り候よう思し召され候。英艦応接の儀は浪華港へ相回し、拒絶談判これあるべく、万一兵端を開き候節は大樹自身出張、万事指揮これあり候わば、皇国の志気|挽回の機会にこ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
言われるのは、事実の曲解であろうと、なかろうと――伏見、鳥羽の戦さに、現に彼より兵端を開いたのは慶喜の反状が明白な証拠だと言われるのに、この街道を通って帰国した....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
謁見して右の事件を言上せられた。間もなく老中からの達しでは、その藩においてこの際兵端を開くことは宜しくない、また幕府から援軍も差立てられ難い、而してかつて出兵の....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
《もと》より傍観坐視するの理なかるべし。現今世界中海軍の勢威を輝かす英米両国互に兵端を開けば、必ず南仏陸地に於て勝負を決したる覆轍《ふくてつ》(普仏戦争一八七〇....