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兵糧攻め
「兵糧攻め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
兵糧攻めの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩を返す話」より 著者:菊池寛
倉内膳正は、十二月十日の城攻めに、手痛き一揆の逆襲を受けて以来、力攻めを捨てて、
兵糧攻めを企てた。が、それも、長くは続かなかった。十二月二十八日、江府から松平豆....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
き時、九州に流浪して原城の名城なるを知る。神祖家康公が高天神城を攻めた時の如く、
兵糧攻めに如くはない」 と云いも終らず、戸田氏鉄は、 「然らば糧尽くるを待とう....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
のには、さすがの八幡太郎も閉口して手のつけようがなかったのであった。かくてついに
兵糧攻めの持久の策に出でたのは、もちろん武衡らの強勇によったとはいえ、実にこの柵....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
これを攻めつぶし得る見込みはなかった。 安土の方針も、長期を覚悟して、根気攻め
兵糧攻めにするほかなし、というところにあったので、八月に入ると、信忠はあらかたの....