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「兵糧米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兵糧米の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
の攻撃は兵気を阻喪させたに違いない。 信綱は持久の策を執る決心をして居たから、兵糧米を充分に取寄せて諸軍に分った。二月初旬には、九州の諸大名も新手をもって来り....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
軍夫に使われていたて。それをあんでも後で聞けば天狗党がやって来て佐分利の縄手で、兵糧米の俵かついだまま軍夫を三十人からブチ斬って米持って逃げたて。その斬られた軍....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
軍夫に使われていたて。それをあんでも後で聞けば天狗党がやって来て佐分利の縄手で、兵糧米の俵かついだまま軍夫を三十人からブチ斬って米持って逃げたて。その斬られた軍....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
上、公家の荘園の方にまで地頭という収税官を配置した。これは義経討伐のための臨時|兵糧米徴収を名として急に設置したものらしいが、それはそのまま恒久の制度となってし....
三国志」より 著者:吉川英治
あった。 そんな折も折。 東郡の喬瑁と、刺史|劉岱とが、またぞろ洛陽の陣中、兵糧米の借り貸しか何かのつまらないことから喧嘩を起し、劉岱はふいに夜中、相手の陣....
私本太平記」より 著者:吉川英治
でもこれをさいごに世の覇者を決し、いわば大風一過の世となるだろう。そしたらむごい兵糧米の加役なども徴するにはおよばなくなる。せめてここの領下の民にもはやくそうし....
黒田如水」より 著者:吉川英治
もう食うべき草も木の皮もありません、馬の屍も、鼠すらも食い尽しておりまする」 「兵糧米の涸渇はすでに幾月も前からだが、しかもなお、城兵の意気はあのように旺んであ....