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其れこそ
「其れこそ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
其れこその前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
て秀子の死骸を見出す所であった、之を思うと真実神に謝する心が起った、余「秀子さん
其れこそ神が貴女の祈りを聞し召して救いの御手を差し延したと云う者です、斯くまで厚....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
会に貢献する所がないであろう乎。都会が田舎の意志と感情を無視して吾儘を通すなら、
其れこそ本当の無理である。無理は分離である。分離は死である。都会と田舎は一体であ....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
、余処ながら見て置かねばならぬ。もし間違って、此方の察した通りでなかったならば、
其れこそ幸いだが。それにしても、他人との間に些とでも荒立った気持でいるのは、自分....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ばぬ女の悲しさ、寧そ辱しめられぬ其の内に、おゝ左様じゃ左様じゃ、此の身を汚しては
其れこそ自害にまさる不孝不義、旦那様お免し下さいまし」 と覚悟の折柄、がさ/\....