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其儀
「其儀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
其儀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
スノ古習アリ。右ハ至情不之ニ於テハ、事実ヲ詳ニシ、速ニ其筋へ訴へ出ヅ可ク侯。若シ
其儀無ク、旧習ニ泥ミ擅殺スルニ於テハ相当ノ罪科ニ処ス可ク候条、心得違ヒ之レ無キ様....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
絶えて、イルマは此通り死んで了った! 語る可き口も閉じられて了った!」 「あいや
其儀でござりましたら、必ずご心配はご無用でござります」 私は思わず大声で、斯う....
「運命」より 著者:幸田露伴
に斯に於てし、禍を造り敗をおこすも、恒に斯に於てす、其|悪に懲り、以て善に趨り、
其儀を慎むを尚ぶ、といえり。逃虚子は仏を奉じて、而も順世外道の如く、遜志斎は儒を....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
な顔を弥が上に赤くした。 「ウ、ほざいたナ臙脂屋。小気味のよいことをぬかし居る。
其儀ならば丹下右膳、汝の所望を遂げさせて遣わそう。」 「ヤ、これは何ともはや、有....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
し、敢て三十銭の入山料を払うに躊躇する者ではないが、今日は室堂へ立ち寄らないので
其儀に及ばなかった。 これから予定の通り黒部川に下りて、東沢から赤牛岳に登り、....