具陳[語句情報] » 具陳

「具陳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

具陳の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
くりと心をこめて、杜詩の一つを静かに声を出して読んだ。 ※身 丈人試静聴、賤子請具陳 甫昔少年日、早充 読神 賦料 李※隣 自謂頗挺出、立登 致 此意竟蕭条、…....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
二九 翌日鏡葉之助は、蘭医大槻玄卿の、悪逆非道の振る舞いにつき、ひそかに有司へ具陳した。 その結果町奉行の手入れとなり、玄卿邸の茴香畑は、人足の手によって掘....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
か》にせんとの先決問題起り、直ちに東都に打電したる上、石塚氏を使いとしてその状を具陳《ぐちん》せしめ、ひたすらに重井《おもい》の来阪《らいはん》を促《うなが》し....
天草の春」より 著者:長谷健
ずることが出来ず、承応二年遂に意を決して江戸に上り、直接老中に謁見してるる郡情を具陳して、減石の正道なることを誠意歎願したが、又もや不許可となつた。この上は一死....
四谷、赤坂」より 著者:宮島資夫
消した。更に貸座敷が現在の場所に移転してから、何々医院があとを占め、丸共商会の家具陳列場等になったのは好いとしても、竹に虎だか、与一だかの家のあとが鉄道院寄宿舎....