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典物
「典物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
典物の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
せられた時、宗春と半太夫とは寝室へ隠れた。 そうして座頭は其代りとして、莫大な
典物を頂戴した。 此夜は月も星も無く、宵から嵐が吹いていた。 で、天主閣の頂....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
ことです。有名なアインシュタインはかつて相対性原理を唱えましたが、もはやそれは古
典物理学に属するもので、今日ではすべてのものは、互いにもちつもたれつの関係にある....
「量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
しているのである。 統計的数字を取り扱うことが「量的」であるかないか、従来の古
典物理学で言うところの量的であるかないか、これは議論にもならないような事であるが....
「襟」より 著者:ディモフオシップ
するのだい。」 「質店でございます。勲章なら、すぐに十マルクは御用立てます。官立
典物所なんぞへお持ちになったって、あそこではせいぜい六マルクしかよこしません。な....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
え、もし物理学者が(唯物)弁証法的範疇体系の採用を拒むと仮定すれば、即ち従来の古
典物理学的な範疇体系であった機械論に瀕するとも考えざるを得なくなる。 こういう....
「変った話」より 著者:寺田寅彦
を「個体性のないものは連続的物質中に侵入する」と訳しているが、これは、何となく古
典物理学のエーテルを云っているようで面白い。「故致数車無車」を「部分の総和は全体....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
した。このレンズは初め土佐の山内侯が外国から取寄せられたもので、それが渡り渡って
典物となり、遂に父の手に入ったもので、当時よほど珍物に思われていたものと見えます....