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「冀望〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冀望の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
し、智馬をして空しく無識の販馬商《うまうり》の鞍下に羸死《つかれし》せしめぬよう冀望《きぼう》を述べてこの章を終結する。 名称 馬、梵名アス、ヌアス....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
、この美しい描写全体を考えてみる時には、歓喜と讃嘆の念が起り、これが完成の時期を冀望《きぼう》せざるを得ないのである。されど如何《いかん》せん。この時期は決して....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
ば、これは不思議の間違いにして、稀《まれ》に人間世界にあるも、常に然《しか》るを冀望《きぼう》すべからざる所のものなり。世間あるいは強いてこれを望む者もあるべし....
寒中滞岳記」より 著者:野中至
んことを懇請《こんせい》したれども、聴《き》かれざりしかば、再挙の保証として大に冀望《きぼう》する所あり、かつこの事業の遠大を期するものなることを慮《おも》い、....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ぞ聞えし、その菩提心《ぼだいしん》よりして市民に実際の純良なる牛乳を与えたしとの冀望《きぼう》を以て創立し、初は僅か車三台を以て配達するほどの小規模なりき。創立....