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内人
「内人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
、格別むずかしい儀ではない。それ、そこに居《お》る老爺《おやじ》は、少納言殿の御
内人《みうちびと》で、平太夫《へいだゆう》と申すものであろう。巷《ちまた》の風聞....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
して昂奮という態であった。 「第九室です。すこしうるさくなります」 とバラが案
内人のような口調でいった。 ミルキ閣下は女大臣と目を見合わせて、ちょっと不安な....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
戦争をする国があるんですか」 正吉少年は、ふしぎでたまらないという顔つきで、案
内人のカニザワ区長にきいた。 「やあ、そのことですがね、まず戦争はもうしないこと....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ヨレバ、明カニ軍事的施設ヲ作リツツアルモノノ如シ。 予ハ彼等ノ小屋ノ一室ニ予ノ案
内人ト別ノ室ニ幽閉セラレタリ。予等ノ所持品ハ没収サレタリ。予ノ室ハ倉庫ノ一部ナリ....
「蠅男」より 著者:海野十三
ずっと後に数頁を費して詳しく説明がしてあった。それによると、死刑囚糊本は南洋で案
内人を業としているうち、日本から出稼ぎできていた西山某なる商人の所持金を奪うため....
「幽霊妻」より 著者:大阪圭吉
にとるように見えはじめたのでございます。――いや全くこの時のものすごい景色は、案
内人で先へ立たされていた私の頭ン中へ、一生忘れることのできないような、なんて申し....
「三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
に気がついて、どうやらこれは只の客引なぞではなく、何か曰くのある団体の、一種の案
内人――といったようなものではあるまいかと、考えなおすようになったのであった。そ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
戦争をする国があるんですか」 正吉少年は、ふしぎでたまらないという顔つきで、案
内人のカニザワ区長にきいた。 「やあ、そのことですがね、まず戦争はもうしないこと....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
字がつづられては消え、消えては綴られた。会場へはいっていくと、たえず頭のうえに案
内人の声がして、一同は席につくまで、すこしもまごつくことがなかった。その大食堂と....
「海底都市」より 著者:海野十三
わしはちょっと町を見物したいのである。誰か、おとなしくて話の上手《じょうず》な案
内人を、ひとりやとってもらいたい」 「はあ」と老ボーイは、しゃちこばって、うやう....
「超人間X号」より 著者:海野十三
えことで、そもそも雷さまなんかにかかりあうのが、まちがいのもとでがす」 山の案
内人は、こんなふうに説明するのであった。 「それはすごい話だ。時間があれば、ちょ....
「鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
、遂には人間の悪を許しかねて、こうして剣をふるわれるのじゃ。はははは」 かの案
内人は、説明のあとで、からからと笑う。 あたり憚からぬその太々しい説明をだんだ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
。しかしそれはかるはずみであったと、今になって気がついた。やはり本職の宇宙旅行案
内人をやとっていっしょにこのカモシカ号に乗組んでもらうのがよかった。二少年のたの....
「火星兵団」より 著者:海野十三
丸木に捕えられ、はるばる東京の銀座までボロンという薬品を買うため、丸木は千二を案
内人として連れて来たこと、それから例の大事件となったことなど、怪奇きわまるこの数....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
ら自動車で山手をのぼると雲林院へつくのである。ここには五つ六つくらいの女の子の案
内人がいる。いずれも貧家の子であった。それに日本語がいつ習いおぼえたものかうまい....