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内内
「内内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内内の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「女の決闘」より 著者:太宰治
えられた通りに、引金を引こうとしたが、動かない。一本の指で引けと教えられたのに、
内内二本の指を掛けて、力一ぱいに引いて見た。そのとき耳が、がんと云った。弾丸は三....
「牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
りふ》を吐いて直ぐ去《い》って了った。取残された僕は力味《りき》んではみたものの
内内《ないない》心細かった、それでも小作人の一人二人を相手にその後、三月ばかり辛....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
た。彼女は仕方なしにおげんさんの案内で海岸へ遊びに行った。 その時はちょうど寺
内内閣ができた時で、僕は『新小説』の編集者から、寺
内内閣の標榜するいわゆる善政に....
「選挙に対する婦人の希望」より 著者:与謝野晶子
いる私たち婦人は、いまさら衆議院の提出した内閣不信任案の是非や、それに応戦して寺
内内閣の奏請した解散の不法であるか否かを顧みるようなことに多くの必要も深い興味も....
「食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
ろ官僚教育の効果の大いなるのに驚く者です。 さて着眼点を更えて私は思います。寺
内内閣は、どうして民衆の生命に関する問題をこうまで危険に瀕せしめたのでしょうか。....
「待呆け議会風景」より 著者:宮本百合子
、そういう声もしている。休会あけが十日のびたというばかりでない興味と期待とが、米
内内閣の議会にかけられているというところもあるのだろう。 正面、幕のおろされた....
「フランドン農学校の豚」より 著者:宮沢賢治
へんに結構でございます。」 「そうかい。それはいいね、ところで実は今日はお前と、
内内相談に来たのだがね、どうだ頭ははっきりかい。」 「はあ。」豚は声がかすれてし....