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内分泌
「内分泌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内分泌の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「想片」より 著者:有島武郎
マルクスは、そのままに放置しておいても、資本主義的経済生活は自分で醸《かも》した
内分泌の毒素によって、早晩崩壊すべきを予定していたにしても、その崩壊作用をある階....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
文通過まで、内部を見せたくない装置なんです」 「論文の標題は?」 「ニシキヘビの
内分泌腺について――というのです」 そこへドヤドヤと、警官と園丁との一団が鴨田....
「闘争」より 著者:小酒井不木
脳質学派とは人間の精神状態を脳質によって説明するのに反し、体液学派は、体液ことに
内分泌液によって説明するのである。 狩尾博士の体液学派は、
内分泌派又は体質派と....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
、迫々と屁古垂れて来た。人間の性慾の刺戟を高める燃料ホルモン……俗に精力と称する
内分泌の刺戟液は、激しい労働を続行すると、その方の精力に消耗されて終うのだからね....
「あひると猿」より 著者:寺田寅彦
れるだけである。あひるの場合でもやはりいわゆる年ごろにならないと、雌雄の差による
内分泌の分化が起こらないために、その性的差別に相当する外貌上の区別が判然と分化し....
「映画と生理」より 著者:寺田寅彦
にとっては、映画の観覧による情緒の活動が適当な刺激となり、それが生理的に反応して
内分泌ホルモンの分泌のバランスに若干の影響を及ぼし、場合によってはいわゆる起死回....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
手のはれのこと、くりかえし申しますが、本当にいろいろ注意して薬も燐ザイと併用して
内分泌の薬のんでいるしその他よくきく鎮静薬も心がけてたっぷり貰って居り、そのため....
「五月の唯物観」より 著者:寺田寅彦
れが格別の具体的事由なしに憂鬱になったり快活になったりする心情の変化はある特殊の
内分泌ホルモンの分泌量に支配されるものではないかと思われる。それが過剰になると憂....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
最近医学の進歩につれて、この性欲なるものは、人体内の諸所より血液中へ分泌される
内分泌物、すなわちホルモンの司る作用であって、そのホルモンが血液に混じて体内をめ....