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内務省
「内務省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内務省の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
界は即ち彼だ。我の正しい生長と完成、この外に結局何があろうぞ。 (以下十余行
内務省の注意により抹殺) 私はこの本質から出発した社会生活改造の法式を説くこと....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
温泉へ十一時頃着いて一浴し十一時半頃ここを出発しどんどん下って行きます。この道は
内務省で広くするため大工事をやっています。藤橋へは午後三時過ぎ着きました。四高の....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
じゃあるまいかというので誰かやって来たのだそうだ。そしてその前か後か知らないが、
内務省の役人一人と兵庫県の役人一人と都合二人で、僕を探しにパリに来ていたのだそう....
「露肆」より 著者:泉鏡花
を溶かしまする処の、炉壺にいたしまするのを使って製造いたしました、口金の保助器は
内務省お届済みの専売特許品、御使用の方法は唯今お目に懸けまするが、安全口金、一名....
「暗号数字」より 著者:海野十三
出てみると、相手はまた入念に帆村であることを確かめた上で、 「――実は、こっちは
内務省なんですが、秘密に貴下の御力を借りたいのです」 と、始めて身柄を明かした....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
の名声を高めたことは幾許であったろうか。」 もっともこの後といえども、海軍省や
内務省等から学問上の事を問い合わせに来るようなことがあると、力の許す限りは返答を....
「瘤」より 著者:犬田卯
の村会には誰一人姿を見せず、三日目には四五人集まって、やはり、雑談と酒、それから
内務省へ行って帰った村長から、陳情団員の笑話など聞かされてそれでお終いであった。....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
いえども、今日にありては、国教にあらず、また斉民教にあらず、いわゆる公認教なり。
内務省中に社寺局を置き、各宗に管長を定むる等、みなその公認教たるゆえんなり。しか....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
れている。それは最初の原稿にそうあって、すでにその通り刷り上がっていたのに、当時
内務省の検閲において問題になり、どうしても許可にならなかったので、やむを得ず紙型....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
約束である。 今日いよいよ議事堂で山形県史蹟名勝天然紀念物の調査会が開かれた。
内務省から理学博士三好学君が見えられて、種々調査上の注意のお話がある。自分もお相....
「ひとりすまう」より 著者:織田作之助
で石油が肺病に効くと騒いだり、又、石油を主剤にした肺病薬が発売されたりしたので、
内務省衛生医局で実験をしてみたところ、結局石油に結核菌を殺す力は無く、むしろ人体....
「俗臭」より 著者:織田作之助
、人々には、今度の縁談の相手が、某伯爵家の次男で、東京帝大出、高文もパスし、現在
内務省計画課の官吏であると、すっかり調べあがっていた。この縁談が成立すれば政江は....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
ことを。 因みに云う。本号載するところの部落の沿革・解放に関する長編は、さきに
内務省地方局に於いて開催せられたる、細民部落改善協議会席上に於ける講演筆記を本と....
「「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
たと聞いた。 しかし「特種」でも、「特殊」でも、彼らの嫌がるのは同一だ。そこで
内務省あたりではこれを「細民部落」と改めたとかの説があるが、実際上彼ら必ずしも細....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
録して、いささか蛇足を付加したいと思う。 私がここに特殊部落というのは、近ごろ
内務省あたりで細民部落と云い、往時はエタと呼ばれて甚だしく賤視せられた皮作の部族....