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「内廓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内廓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
えんか》せるものを悉《ことごと》く嘔吐《おうと》し、胃内を掃除致し候《そろ》。胃内廓清《いないかくせい》の功を奏したる後《のち》又食卓に就《つ》き、飽《あ》く迄....
天守物語」より 著者:泉鏡花
、餌が糸にとまりますまい。 薄 意地の悪い、急に激しい風になったよ。 萩 ああ、内廓の秋草が、美しい波を打ちます。 桔梗 そう云ううちに、色もかくれて、薄ばかり....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
に沿い、桜田門の前から右へ永田町の梨《なし》の木坂《きざか》をくだり、半蔵門から内廓《くるわ》へはいって将軍家の上覧を経、竹橋門《たけばしもん》を出て大手前《お....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
改築された。旧記によると、城の東西がおのおの十町、南側十一町、北側七町、その中が内廓で、本丸と二の丸がある。本丸は後に太閤丸と呼び換えられた。こうして、この古城....