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「内政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
を扼して居る訳だ。 恰も西軍にとって、一つの吉報が齎された。 即ち、周防の大内政弘、及び河野通春の援軍が到着したことであった。既に持久戦に入って来た戦線は、....
近時政論考」より 著者:陸羯南
ものは外政上における常時の論派なり。いわく王政復古、いわく皇武合体、二つのものは内政上における常時の論派なり。封建時代の当時にありて、国内諸方関険相|隔ち、交通....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
は英国公使に協議する必要がある。」とまたロセスの声で、「もちろんわれわれは日本の内政に干渉する意志はない。しかしなんらかの形で、南軍の参謀に反省を求める必要があ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の家とは云わず、宮前のお広さんの家と云った。宮前は八幡前を謂うたのである。外交も内政も彼女の手と口とでやってのけた。彼女は相応に久さんを可愛がって面倒を見てやっ....
惜別」より 著者:太宰治
、清朝を支持し列国の分割を防止せむとせられる御意見も、つまるところは他国に対する内政干渉であって、会の目的としては甚だ面白くない。しかし、両説の目標とするところ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ても)軍部は資本的支配者をリードする実力を有っている。資本家政治家が健全財政とか内政重視とかいう退嬰政策を取れば、軍部は積極財政とか大陸政策とか南方政策とかいう....
社会時評」より 著者:戸坂潤
退治しろということに帰着する。ここに野犬狩りの新しい真理があるのだ。 三、内政国策会議まで 先月十二日若槻民政党総裁は名古屋に開かれた民政党有志の歓迎会....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
農村、実は農民の貧窮は、それ自身として見れば、忠良なる国家の成員の動揺を意味し、内政上又国防上の危険を孕むものではあるが、之を道徳問題に転化することによって、禍....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
をますますなくさせる。じつに合理的な政策です。が、伊太利だって文句は言えません。内政干渉と来ますし、それに、交換条件でも持ち出されちゃ嫌ですからね。どこでもそう....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の卒業生にあるまじき言葉を用いて、てんで問題にならなかったという。 実際はXの内政がヒヘイしていて、Zの攻勢に応じられない弱身があったというのが事実のようだ。....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
革命党や無政府党の無謀無考慮無|経綸を馬鹿にし切っていた。露都へ行く前から露国の内政や社会の状勢については絶えず相応に研究して露国の暗流に良く通じていたが、露西....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
て薨去した。正二位権大納言。為世はこの間父のもとで蔵人頭から参議に進み後宇多朝の内政にまで与ったのであって、華やかであるとともに大覚寺統の人として世に出たのであ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
内閣は、この国民の熱情に何らこたえるところなく、いたずらに、外交はアメリカ追随、内政は反動と逆コースを驀進し、進歩的な国民を絶望に追い込むファッショ反動の政治を....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
らは朝廷の重臣ともいうべきものとなった。 そうしてこういう状態が長くつづくと、内政において何らかの重大な事件が起ってそれを処理しなければならぬようなばあいにも....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
急これを脱却して自給自足経済の基礎を確立することが第一の急務なるを痛感し、外交・内政の総てをこの目的達成に集中すべく、それが国防の根本であることを堅く信じて来た....