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内浦
「内浦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内浦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
といわれるマッカリヌプリの麓《ふもと》に続く胆振《いぶり》の大草原を、日本海から
内浦湾《うちうらわん》に吹きぬける西風が、打ち寄せる紆濤《うねり》のように跡から....
「恭三の父」より 著者:加能作次郎
まで見に行ったもんやさかい、あれから浜へ戻るのが大変やし、それに日も暮れたもんで
内浦通来たのやわいね。」と当惑したという樣子であった。 「そりゃそうと、うちの親....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
館門の木戸を通って、横浜道へ向かった。番所のあるところから野毛山の下へ出るには、
内浦に沿うて岸を一回りせねばならぬ。程ヶ谷からの道がそこへ続いて来ている。野毛に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
図。三省堂の世界地図附図。更におどろくべきはここの家の戸棚から徳川時代に作られた
内浦湾附近の地図があります。そしてわたしは安積山の風にふかれ乍ら、明治十二年発行....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
鰈が見る見るうちに、……などは羨しい。 七日ばかり居たのです。 これまでは、
内浦で、それからは半島の真中を間道|越に横切って、――輪島街道。あの外浦を加賀へ....