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「内示〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内示の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
は黙々、呉侯への国際証書をしたためて、印章を加え、 「これでよいのか」と、孔明へ内示した。 孔明もまた筆をとって、保証人として連署した。だが、君臣一家の連帯で....
三国志」より 著者:吉川英治
か、首をよせて、相談していた。 成都におもむく使者は、玄徳の書簡を、関門役人に内示した。見せなければ通さん、というのでぜひなく証拠として示したのである。高沛と....
三国志」より 著者:吉川英治
ときに江北の徐州を奪ってしまうべきでないかと考えていた所である。――が、曹操から内示してきた条件もなかなかいい。 (関羽を攻めて荊州を奪らんか。魏の要求を突っぱ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ぐ薄目をあく。 亥の刻――十時ごろ――の月の出を合図にここの本軍全部は前進との内示だった。前進とは極楽寺坂の敵へぶつかることにほかならない。それまでの命かと観....
私本太平記」より 著者:吉川英治
御指示を待ちかまえていた。 すぐ朝から達しがあった。「二十一日早朝に罷れ」との内示である。 同日、その場からただちに兵庫へ出勢すべしとの朝命とみてまちがいは....