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「内科医〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内科医の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
ける造顔術の元祖なのであった。すなわち腹に宿っていた黒雷は腹一切の神(今日で云う内科医)であり、陰に宿っていた拆雷は云うまでもなく性殖神であり、左右の手足に宿っ....
無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
ね……イヤ。モット前に危険を予知して斎藤さんに忠告していたかも知れないがね。 「内科医が、獣医の家へ行ってお酒を飲んではいけませぬ。生命にかかわります」 とか....
人造人間事件」より 著者:海野十三
ですよ。しかし私だって、すこしは気がついていますよ。この向うのサンタマリア病院の内科医ジョン・マクレオなんざ、ずいぶん奇怪な行動をしているじゃありませんか。僕は....
わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
拘らず、私の家の全員がお世話になるお医者さんなのである。それから、長畑さん(柿沼内科医局長。私とは年来の知友である)この御二人のお医者さんが見えていられたこと、....
小さな山羊の記録」より 著者:坂口安吾
の腰は、うまく支えることができず、グラグラした。 私の女房が長畑さん(東大柿沼内科医局長)をよんできた。長畑さんは、アドルムをとりあげ、私の許可がなければ、も....
血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
ようとするものだ。例えば患者が激しい腹痛を訴えた時、外科医は直ぐ盲腸炎だと考え、内科医は直ぐ胆石病だと考える、というような事がいわれている。そこで、私はこの記号....
火の扉」より 著者:岸田国士
内先生にご相談してみましたの」 池内先生というのは、I市に開業している小児科兼内科医で、現にいま部屋を借りている池内家の近親に当り、東京からの疎開先をあれこれ....
笑について」より 著者:岸田国士
。」と言う。そこで、二人のお医者が互いに相譲らないで、論争をおつぱじめました。「内科医としては」「いや、産科医としては」ということになつて、両方とも自説を固守し....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
かり、医者が匕を投げたといえば病人が助からぬということであるし、匕を持つといえば内科医のことだった。これは漢法医が多く、漢薬は、きざんであったのを、盛りあわせて....
印象」より 著者:小酒井不木
早産の必要を告げますと、夫人は別に驚く様子もなく、妊娠三ヶ月頃から結核にかかり、内科医に診てもらうと、内科医は頻りに妊娠の人工的中絶をすすめてくれたが、事情があ....
科学的研究と探偵小説」より 著者:小酒井不木
コナン・ドイルは医者である。そのシャーロック・ホームズはドイルの師の何とかいう内科医をモデルにしたのであることは、その探偵小説「緋色の研究」(すなわち初めてシ....
葛根湯」より 著者:橘外男
、そこが大分人よりも違っている超神経質氏であったから言うことが頗る振るっていた。内科医のところへ行くとありもせぬ病気をみつけ出されるのが怖いというので、絶対に足....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
木々高太郎は、氏の才気横溢たる処を示している。 医者で文化的に最も大きな存在は内科医入沢達吉博士だろう。その弟子三千人、孔門に匹敵するとみずから称している。停....