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内芸者
「内芸者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内芸者の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
《たんと》食《あが》れ、なにー、愚図/\云うな、大台《おおでえ》を……大台をよ、
内芸者《うちげいしゃ》を二人揚げて呉んな」 と金の遣い振りが暴《あら》い。 ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
の池で。……」 と、半ば口で消して、 「さあ、お酌だ。重ねたり。」 「あれは、
内芸者というんだろう。ために傘を遠慮した茶屋の女房なぞとは、較べものにならなかっ....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
双肌脱ぎの若い衆も多く、長屋中総出の花見連、就中裏店の内儀さん達は、これでも昔は
内芸者ぐらいやったと云うを鼻に掛けて、臆面もなく三味線を腰に結び付け、片肌脱ぎで....
「枯尾花」より 著者:関根黙庵
。 ◎先代の坂東秀調壮年の時分、伊勢の津へ興行に赴き、同所|八幡の娼家|山半楼の
内芸者、八重吉と関係を結び、折々遊びに行きしが、或夜鰻を誂え八重吉と一酌中、彼が....
「機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
っと申上げましょう。笹屋というのは当地では一流の茶屋でございます。有喜子はそこの
内芸者で、去年夫が赴任いたしましたのと殆ど同じ頃にハルピンから流れてまいった女で....