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内訳
「内訳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内訳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
言う面白い現象を指摘している。これは昨年度には病気で死んだ人が何千万人あって其の
内訳はどうだとか言う紙面の上の統計の様に乾枯らびたものではなく、ピチピチ生きてい....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
島でも中流以下の、みすぼらしい建物(小舎?)なのである。 先月の政府の人件費の
内訳を見よ。 裁判所長《チーフ・ジャスティス》の俸給………………………………五....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
が》に婿《むこ》の財産を数え、または支度《したく》に費《つか》ッた金額の総計から
内訳まで細々《こまごま》と計算をして聞かせれば、聞く事|毎《ごと》にお政はかつ驚....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
そこで陸軍では不就学の大学生約三百名を徴兵忌避で告発する方針だと云うことである。
内訳は日大七四、中大五〇、明大四八、法大二六、早大二六、慶大二四、関大一九、立大....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
打棄有之候間此段御訴申上候 右盗取られ候金高品数|左之通りに御座候 一金二千円
内訳金千円十円札、金千円五円札○一金三百円
内訳金百円二円札、金二百円一円札○一金....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
に足らずといった心境だ。おもむろに眼をうつして機内を見まわす。 女、十六人――
内訳、七十歳あまりの老婆ひとり、中老七人、若い細君――彼女を入れて――四人、女学....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
何様とも致して進ぜられる、何しろお家まで送ってからの事、それからお話は家へ往って
内訳話に致しましょう、ねえ大夫それが宜いじゃア有りませんか」 圖「それも左様だ、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
きをうまく整えて送ってきた。この覚え書きのうちには三百フラン余りの明らかな二つの
内訳がのっていた。一つは医者の礼で他は薬剤師の礼で、いずれもエポニーヌとアゼルマ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
調査し、また囚人らの面会室に掲げてある賃銭表を参照して、その五十スーは次のような
内訳であることがついにわかった。三つの使い、一つはパンテオンへ十スー、一つはヴァ....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
.(中村訳) Shakespeare : Romeo and Juliet.(坪
内訳) Maeterlinck : 〔Pelle'as et Me'lisand....
「投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
をそろえようというのだが、どうだろう。君の契約金百万、葉子への前貸し二百万という
内訳だ。君の百万という契約金は少い額だとは思わないが」 「御厚意は感謝します。少....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
って、 「ううん、これよ。」と、丸善のビルを新子に渡した。 洋書が五冊、新子は
内訳は見なかったが、合計は二十三円五十銭だった。 「お母さまにいうと、また長講一....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
はじめた。 「どうぞ」 「巴里市内、七〇。地方、十。外国、三十二。……巴里市内の
内訳は、上流、四。――職業《クウルチザンヌ》、一。――俳優、二――。以上の内、未....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
祝福のさかずきをあげたのであった。) 海陸総里程五万七十五マイル その
内訳 海路総計 四万四千百五十六マイル 陸路総計 五千九百十九マイル これ....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
はなればなれに積みこまれてしまいました、そしてこれを国々に流したのでございます。
内訳をあげれば四国の高知に百十四人、松山に六十九人、高松に百二人、徳島に百十二人....