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「内議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内議の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、そういう参覲交代の古式を回復するにしても、願い出るものには軍艦を貸そうという御内議もある。その方たちの心配は無理もないが、今度はもうそれほど宿場のごたごたする....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
のことがあれば、目付支配の譴責を解いて、家名断絶の不幸を免れしめたいという藩庁の内議であったらしい。かつこの内達は、父にも聞かせて安心させよとの申し添えもあった....
私本太平記」より 著者:吉川英治
をゆるしません。もしお迷いならば、帝の御船を移して他の宮方へおん頼みあるべしとの内議もある。――ご即答をえたい」 と、語をむすんだ。 長年はすぐ答えた。 「....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「なるほど。左中将どのには、あくまで御反対と聞いていたが」 「されば宮中にても御内議ありとうかがったせつ、義貞は強う不本意でござると、申したことはたしかです」 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
まだ、何もうけたまわってはおりません。まず! しかとしたその御理由を! まった御内議の仔細を、伺いたいものと存じます。さもあらねば、龍駕をよそへ遷しまいらすなど....