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「内閣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内閣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
顔中に微笑をみなぎらせたまま、ちょうどそのころ天下を取っていた Quorax 党内閣のことなどを話しました。クオラックスという言葉はただ意味のない間投詞《かんと....
或る女」より 著者:有島武郎
しいものに思ってざっと目をとおし始めた。 一面にはその年の六月に伊藤《いとう》内閣と交迭してできた桂《かつら》内閣に対していろいろな注文を提出した論文が掲げら....
婦系図」より 著者:泉鏡花
、大博士さね。君。 謂って見れば、貴族院も、一家族で一党を立てることが出来る。内閣も一門で組織し得るようにという遠大の理想があるんだ。また幸に、父様にゃ孫も八....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
地より発出せるもの、帝都附近へは百二十機、名古屋へは百五十機が来襲せり」と。 ◯内閣は一昨日、辞表を提出した。小磯内閣は果してかけ声をかけただけで終り。三月十日....
歯車」より 著者:芥川竜之介
は存外困ってはいないよ、唯元来仏蘭西人と云うやつは税を出したがらない国民だから、内閣はいつも倒れるがね。……」 「だってフランは暴落するしさ」 「それは新聞を読....
発明小僧」より 著者:海野十三
て来てくれ。」 小僧「十五台? そんなに、どうなさいますんで……。」 重役「斎藤内閣の諸公に贈るのじゃ。」 ホンモノの珍発明集 小説より奇なる実話あり。....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
はまつたく関係のない政府の閣僚によつて行われる。そしてこれらの閣僚を決定するのは内閣の首班と軍人であり、内閣の首班を決定するものは、軍人と重臣であつた。このよう....
取舵」より 著者:泉鏡花
命を拾いしなり。この老いて盲なる活大権現は何者ぞ。渠はその壮時において加賀の銭屋内閣が海軍の雄将として、北海の全権を掌握したりし磁石の又五郎なりけり。....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
だが、抜けるどころか、一年ならずして親父には死なれ、待望の米価は、ことに浜口緊縮内閣の出現によって一俵七円に下り、繭のごときは一貫二円という大下落で、この地方の....
仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
大臣になったことは無いが、その巨大なる財力は常に到るところで物を言った。現に××内閣で帆をあげている大蔵大臣の如きは、実力に於て首相を凌ぐと取沙汰されているのも....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
期が惰気満々として一人も本気に働くものがなかったのはこれがためであった。 松隈内閣だか隈板内閣だかの組閣に方って沼南が入閣するという風説が立った時、毎日新聞社....
四十年前」より 著者:内田魯庵
来立ての成上りであった。一千年来の氏族政治を廃して、藤氏の長者に取って代って陪臣内閣を樹立したのは、無爵の原敬が野人内閣を組織したよりもヨリ以上世間の眼を※らし....
西航日録」より 著者:井上円了
、河合操氏(陸軍少佐)および甲賀卯吉氏(造船技師)なり。毎夕、三人相会して船中の内閣を組織し、鼎座一卓をかこみ、河合少佐は兵事を論じ、甲賀技師は工業を説き、余は....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
ろうという時、救いの神ともいうべき警官が現われ平野警察署長青木重臣君(のちの平沼内閣書記官長、愛媛県知事)の命令で、労使ともに検束されてしまった。留置場はまさに....