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「内陸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

内陸の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南路」より 著者:宮本百合子
メキシコやその他地図に名も載せられないような海岸から、次第次第に幾年もかかって、内陸に巡教して来た。そして、当時、住民の大多数を占めていたらしいメキシカンやイン....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
全体性が無視される、という点が唯物史観の欠点だと云うような意味になる。之ならば寺内陸相でも小林一三氏でも云いそうな常識だろう。――田辺哲学で意味のあるのは、だか....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
者側の自発的な統制にまつのである。政府はこの点極めてよく心得ているので、かつて寺内陸相が政党に向かって期待したような「自粛」をば出版関係者と筆者とに期待している....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
―三六年五月十日付都下各新聞を見よ)の横行が例の不祥事の一原因だというのだが、寺内陸相がいっている通り、この法律がなくても粛軍には大してさしつかえはないそうだ。....
言いたい事と言わねばならない事と」より 著者:桐生悠々
。私は、これがために大損害を被った。だが、結局二・二六事件を見るに至って、今や寺内陸相によって厳格なる粛軍が保障さるるに至ったのは、不幸中の幸福であった。と同時....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
な土壌のみが地代を生ずるであろう。すべて都市の周辺では外観は通常通りであろうが、内陸地では土地の多くは耕作を抛棄され、そしてそれが可能ならほとんどあまねく牧畜が....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
く画きました。それがかわいいので、よくねだって貰ったものでした。明治四十四年に寺内陸軍大臣が引退せられる時、部内の高等官一同の贈物に、牛に乗った童子の銀製を選ん....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
たなる聴きように基づいて、スズメ以後の多くの名を作ったのである。だからもし二三の内陸の山村に、偶然にこの古風が保存せられていることを知らなかったら、あるいはいつ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ばならぬような日に、女を常の女でなくするために施したのが化粧であった。阿弗利加の内陸や濠州の蛮地に行くと、今でも是に面を被るのと同じような効果を認めている。我邦....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
の境の線であって、それから南には今もぽつぽつとそれが見られ、北は七|島から九州の内陸沿岸までは、一帯に皆頭上運搬のほうである。あるいはこの人たちも重い荷物だけは....
学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
基づくものである。もともとアイヌは海岸線に沿って所々に部落をつくっていた。そして内陸への交通は主として川によったのである。部落のそばを流れる川沿いにさかのぼって....
言語と文化史」より 著者:知里真志保
が、そこから石狩川とか十勝川とか沙流川とか、大きな川をさかのぼって次第に北海道の内陸に占拠するようになったのが、現在われわれが見るアイヌの分布状態であるというこ....