内風呂[語句情報] »
内風呂
「内風呂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
内風呂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「行人」より 著者:夏目漱石
しいのです。
翌朝《あくるあさ》楊枝《ようじ》を銜《くわ》えながら、いっしょに
内風呂に浸った時、兄さんは「昨夕《ゆうべ》も寝られないで困った」と云いました。私....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ですか」と、半七はまた訊いた。 「ございます。店の者は車湯へまいりますが、奥では
内風呂にはいります」 「この頃に風呂の傷《いた》んだことはありませんかえ」 「よ....
「明治時代の湯屋」より 著者:岡本綺堂
ぎの被害も女湯に多かった。 江戸時代には自宅に風呂を設けてある家は少なかった。
内風呂は兎かくに火災を起し易いからである。武家でも旗本屋敷は格別、普通の武士は町....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ていた。 諏訪の温泉町は、ちょうど井桁に家がならんでいる。どこの宿屋にも公平に
内風呂というものはないので、その井の字なりの町のまんなかにある三|棟の大湯へ、四....