円価[語句情報] » 円価

「円価〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

円価の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
せら笑いながら惨落した砂糖株でしこたまもうけた。この次はウォール街に電流を通じて円価で夥《おびただ》しい投機をやる筈だ。もし彼等が金解禁をするためには彼等は生死....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
意味のある観念が得られるのだろうかという点である。物価も違い労賃もまるで違う国の円価単位の国防費のただの比較が、一体日本の現在の国防費が大きいか大きくないかを決....
社会時評」より 著者:戸坂潤
坐している巨頭達の耳へ、早く入れてやりたいものである。――満州問題の成功や近くは円価の反騰、農村の「好況」などでこの頃益々気を好くしている日本の世間であるから、....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
かうして現物を握るといふこと、そこに不安のあるべき何物もある筈がないではないか。円価は日々に低落するが、紙は日々値段が高くなるばかり、一年前には百五十円でも高い....