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「円板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

円板の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
に見える。彼らにとっては、大多数の未開民族の場合と同様に、天というものは、平坦な円板状の地を覆う固定的の穹窿である。ウォチョバルーク族(Wotjobaluk)の....
物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
定なものだけの実在を決定するものである。ところでたとえば鈴木清太郎博士の実験で、円板の中心を衝撃する際に生ずる輻射形の割れ目が衝動の強さに応じて整数的に増加して....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
「放射縞」と言わるべきものがある。もっとも、上述の中でも、噴泉塔の縞や、鈴木君の円板の割れ目などもむしろこの放射型に属するものであったが、このいわゆる放射縞の現....
怪星ガン」より 著者:海野十三
かくれ、あとに細長い楕円形の穴がぽっかりとあいた。 するとまもなくその穴から、円板のようなものがとびだした。それは周囲から黄色い光りを放ちまるで南京花火のよう....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
、お皿のような形をした平ったいものになった。 「ほら、分ったでしょう。銀河は星が円板《えんばん》のように集っているものです。それから、みなさんにとってなつかしい....
話の種」より 著者:寺田寅彦
八十四 柔能く剛を制す 比較的に柔らかい鋼鉄の円板を急速度に廻転させ、その縁にごく硬い鋼鉄を当てると硬い方の鉄が容易に截断され....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
てみると、空いちめん固体のように濃厚な魔雲に埋められ、太陽は光を失い、赤ちゃけた円板に見える。あたりは日暮れのようにうす暗く、ひやりと寒かった。耳をすまして聞く....