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円通寺
「円通寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
円通寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ではあるまいかと恐れられて、文字春は実に生きている空もなかった。 かれは程近い
円通寺のお祖師様へ日参をはじめた。 四 津の国屋の女房お藤の怪我はど....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
塚孫八という侍がたずねて来て、御主人にお目にかゝりたいと云い込みました。黒鍬組は
円通寺の坂下にありまして、御家人のなかでも小身者が多かったのです。市川さんは兎も....
「花を持てる女」より 著者:堀辰雄
一 私はその日はじめて妻をつれて亡《な》き母の墓まいりに往《い》った。
円通寺というその古い寺のある請地町《うけじまち》は、向島《むこうじま》の私たちの....
「兜」より 著者:岡本綺堂
たなければならない。さりとて、往来にさまよっていては人目に立つと思ったので、彼は
円通寺に近い一軒の茅葺き家根をみつけて駈け込んだ。 「彰義隊の者だ。日の暮れるま....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
というのは、何を意味するか、自分にも分らないので、日時を費やしていたが、曾根の
円通寺住職杉田宗直氏に照会してみたところやっと分った。
円通寺は花園妙心寺系の....