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册
「册〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
册の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
た。例の騒がしい小クラチットどもは立像のように片隅にじっと塊まって、自分の前に一
册の本を拡げているピータアを見上げながら腰掛けていた。母親と娘達とは一生懸命に針....
「風波」より 著者:井上紅梅
てなかなかの学者先生である。彼は学問があるのでいささか遺老の臭気がある。彼は十何
册ほどの金聖歎の批評した三国志を持っている。坐っているときにはいつも一字々々拾い....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
。演舌るが儘を書取られしが。写るに速きは消炭も。三|舎を避る出来栄に、忽ち一部の
册子となりぬ。抑この話説の初集二集は土竈のパットせし事もなく。起炭の賑やかなる場....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
の薪を取ったりする近所の森に、いつものように出かけたさい、わたしは、衣類数点と数
册の書物の入っている革の旅行鞄が、地面に落ちているのを見つけた。わたしは、いっし....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
めた。同じような黒つぽい、よごれた手帳が、ロウソクの立ててある石油箱の中に二三十
册ギッシリとそろえて入れてあるのに私は、ズット前から目をつけていた。 「君はそう....
「夜の道づれ」より 著者:三好十郎
……だから、やつぱり、浮世ばなしさ。まあ、いいや。君はとにかく僕の書いたものを一
册でも半
册でも讀んでくれている。讀者だ。つまりお客さまだ。こちらは藝者。ハ! と....