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「再思〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

再思の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
骨董」より 著者:幸田露伴
物を得る悦びに五百金という高慢税を払って、大ニコニコでいた。 しかるに毘陵の趙再思という者が、偶然泰興を過ぎたので、知合であったから季因是の家をおとずれた。毘....
学生時代」より 著者:幸田露伴
が自家でもって十分苦しんで読んで、字が分らなければ字引を引き、意味が取れなければ再思三考するというように勉強した揚句に、いよいよ分らないというところだけを先生の....
運命」より 著者:幸田露伴
巍至誠至心、直語して諱まず、尊厳を冒涜す、死を賜うも悔無し、願わくは大王今に於て再思したまえ。と憚るところ無く白しける。されど燕王答えたまわねば、数次書を上りけ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
似たのだとは、『唐書』に、張昌宗姿貌を以て武后に幸せられた時、佞人《ねいじん》楊再思が追従して、人は六郎の貌|蓮花《れんげ》に似たりと言うが、正に蓮花が六郎に似....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
きた仕事に従わねばならぬ。 次に『非命の死と罪悪』の一節は、正に本章の圧巻で、再思三考に値する。人心の悪化、労資の軋轢、世界現状の行詰等を歎息するものは世間に....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
骨衰弱し、可憐である。 そこで落合天童は時代のおのづから要求し落ちつくところを再思三考に及んで、彼の自宅の町内の天妙教支部を訪れた。こゝには身寄りのない貧窮家....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
することが、女には全然できないものと運命づけられているかどうか。賢明なる先覚者の再思三慮すべき点はここにあるのである。婦人参政権の問題は、御承知のごとく今は少し....