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再拝
「再拝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
再拝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
大明神《にしかぜだいみょうじん》、黒潮権現《くろしおごんげん》も守らせ給え、謹上
再拝《きんじょうさいはい》とつけてやった。」
「悪い御冗談《ごじょうだん》をなさ....
「風の便り」より 著者:太宰治
お手紙は、生涯大事に、離さずに、しまって置きます。 たくさん、おゆるし下さい。
再拝。 八月十六日木戸一郎 井原退蔵様 拝復。 何が何やら、わか....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
上げそうろうまま、一服盛りにでもご手料理くだされたくそうろう 頓首《とんしゅ》
再拝」 したため終わると、伝六、辰に命令一下。 「近所の自身番へこいつをしょっ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
《にんじん》多し先生何が故に服せざる。
在巣鴨 天道公平《てんどうこうへい》
再拝
針作君は九拝であったが、この男は単に
再拝だけである。寄附金の依頼でないだ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
る途中、荊門を通過して駅舎に宿ると、その夜の夢に黄衣の一婦人があらわれた。彼女は
再拝して泣いて訴えた。 「わたくしは楚水の者でございますが、思わぬ禍いに逢いまし....
「遺書」より 著者:尾崎秀実
はじめ皆様へよろしくお伝え下さい。 昭和十九年七月二十六日 尾崎秀実 頓首
再拝 竹内老先生 玉案下 追白、一番暑熱の必要なこの頃、この涼しさはお米のことが心配になります。....
「運命」より 著者:幸田露伴
をも待たず。 惟公 民望に在り、 天地と 傾覆を同じうす。 斯人 作す可からず、
再拝して 還一|哭す。 蔵春は秉忠の号なり。盧溝は燕の城南に在り。此詩劉文貞に....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
いた。
今|霊轜宮城を出でさせられるのだ。
主人は東に向い一拝して香を焚き、
再拝して退った。妻がつゞいて
再拝して香を焚き、三拝して退いた。七歳の鶴子も焼香し....
「弟子」より 著者:中島敦
の後に在って孔子を引見する。孔子の北面稽首《ほくめんけいしゅ》の礼に対し、南子が
再拝して応《こた》えると、夫人の身に着けた環佩《かんぱい》が※然《きゅうぜん》と....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
、可いか、洋服の膝を膨らまして膝行ってな、いい図じゃないぜ、審査所のお玄関で頓首
再拝と仕った奴を、紙鉄砲で、ポンと撥ねられて、ぎゃふんとまいった。それでさえ怒り....
「促織」より 著者:田中貢太郎
て簾を垂れ、簾の外に香几がかまえてあった。身の上のことを訊く者は、香を鼎に焚いて
再拝した。巫は傍から空間を見つめて代って祝った。その祝る唇が閉じたり開いたりして....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
忠僕《ちゅうぼく》」 と直訳すると、邦文《ほうぶん》の「頓首《とんしゅ》」、「
再拝《さいはい》」よりひどく聞こゆれども、この句の源《みなもと》はさほど卑屈《ひ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
妹このほど御歌は上達、感入候也。書余|譲後信。努力|加餐。不宣。七月十一日。応渠
再拝。牽舟賢契榻下」とあります。 飛んで二十年三月二十五日の条に、「応渠翁|中....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
うして神国不滅だの、神風だのと信じていたのですからねえ、虚像を相手に、ひとり拍手
再拝していたわけだな」 「僕らの誠が足りなかったのです」 「いいえ。いくら誠があ....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
― Yours truly, ―― Yours faithfully. … 頓首
再拝(と書状を結ぶに相当)。Yours truly is not taking ....