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「再来年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

再来年の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
くちゃいけないね」 「そうかしら? わたしはそうは思わないわ。結婚なんか来年でも再来年でも、いつでもいいと思うわ」 「紀久ちゃんはそう思っているのか?」 敬二....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た。緋桃白桃の影をおぼろにゆるがせる雛段の夜の灯を、お道は悲しく見つめた。来年も再来年も無事に雛祭りが出来るであろうか。娘はいつまでも無事であろうか。呪われた母....
死者の書」より 著者:折口信夫
居た藤原の氏上職が、兄の家から、弟仲麻呂―押勝―の方へ移ろうとしている。来年か、再来年の枚岡祭りに、参向する氏人の長者は、自然かの大師のほか、人がなくなって居る....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
に夢がない人あって? お父さんの年齢で、試験にパスする夢なんて、よくよくだわね。再来年は、私でも中等教員の免状もらえるのにね。中等教員になりたいなんて、思いもし....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
国から金を取り寄せる事が困難であれば、私は一応国へ帰って金の都合をして、来年なり再来年なりこちらに来たいと思うて居る。どうなるか確かな事はもちろん今から極めるこ....
薬売り」より 著者:小川未明
、それに乗ってお国を去りますよ。また、しばらくは、お目にかかりません。来年の夏も再来年の夏も、お国へはこないつもりでございます。坊ちゃんは、お達者で大きくおなり....