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再構
「再構〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
再構の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
結果何になるのかという契機を抽出して見ると、単に教授団当局が市民的利益社会として
再構成されるだけではなく、学生をも含めた学団全体が又、当然一つの市民的利益社会と....
「世代の価値」より 著者:宮本百合子
ると思う。その心持が、外国人の優れた新鮮な感受性に映って整理され、美の認識として
再構成された美の評価を好むということになって来ていたのだと思う。日本文化やその美....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
場の材料となっている各範疇がモディファイされ止揚されることによって、断えず足場が
再構築されて行かなければならぬ。古典的範疇だからと云って、勝手に持って来て現実の....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
る主客の分岐点を迂回し、そして自然史的時間を再経過しながら、問題の存在と意識とを
再構成して再帰するというような、存在上は不可能である処の回線を節約して、その代り....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
教養を打ち破らねばならぬ。これは文化についてと全く同じことだ。処がこういう破壊的
再構成的な教養は、現象としては却って教養なく見えるものだ。教養が既成文化の享受(....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
り、各人の精励と覚悟だけが、決定するようなものです。生活の設計も従って一層本気に
再構成されなくてはなりますまい。何となしの可能として考えられていた条件を一さいと....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
念のようなものだ。之に反して方法や論理はこのただの観念である世界観を解明し分解し
再構成しながら発展させる。その所産でもあり足場でもあるのが、特に理論の場合だと夫....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かごろでは、南朝朝廷の帷幕にあり、少年天皇の後村上をたすけて、全国的な戦略戦争の
再構想に、着々、手を打っているという聞えがある。 いわば京都の平和は、京都の中....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
ものに過ぎないので、時代の築城学上から見ては、ほとんど、改築というよりは、全部、
再構築を要するほどな価値しかない。 で、旧館はことごとく毀たれた。新しき石垣組....